1. トップページ
  2. ビジョン・戦略
  3. サテライトグロース戦略

サテライトグロース戦略

KDDIは5Gによる通信事業の進化と、通信を核とした注力領域の事業拡大を図ります。

サテライトグロース戦略とは

中期経営戦略(2022-24年度)では、事業戦略を「サテライトグロース戦略」と位置付けました。
本格化を迎える5Gをセンターに置き、通信事業の進化と、通信を核とした注力領域である
DX(Digital Transformation)、金融、エネルギー、
LX(Life Transformation)、地域共創(CATV等)を拡大していきます。

5G通信

5Gの浸透であらゆるシーンに通信が「溶け込む」ことで新たな価値が生まれる時代へ

サテライトグロース戦略の成長のカギとなるのは「5G通信」です。KDDIは、あらゆるシーンに通信が溶け込むことで、多様なパートナーとともに新たな価値が生まれる時代を目指します。
5G通信の基盤であるエリア構築にあたっては、より多くのお客さまに快適にご利用いただくため、生活導線に沿ってエリアを強化し、日本全国に拡大しております。
また、スタンドアローン(SA)の本格化による新たな価値提供の場が拡大していきます。パートナーリングによるサービスの拡充と5Gならではの体験を提供してまいります。

15Gエリア構築
・生活動線に沿って強化
データ通信量を分析することで、需要の大きいエリアを予測し、効率的にエリア構築していきます。
・全国エリアカバー
デジタル田園都市国家構想の政府目標である「5G人口カバー率(24.3期95%)」に貢献します。
25Gテクノロジーの進化

5GSAの本格化とともに新たな価値提供の場が拡大します。ネットワークスライシングによりユースケースに応じた安定通信が可能となり、オープン化や仮想化によりネットワーク運用にも進化がもたらされます。

3パートナリングによるサービスと体験

KDDIの強みであるパートナリングによって、サービスを拡充し、5Gならではの高精細な映像体験やリアルタイムなサービス体験を提供します。

DX

5Gを中核にグループアセットを活用し、DXを加速

サテライトグロース戦略の注力領域の成長の中心は、DXの「法人事業」です。KDDIは、通信が溶け込む時代に最適な通信基盤・IoTの運用管理ノウハウをさらに進化させ、パートナーとともに新たな価値を創造してまいります。将来的には、5Gプラットフォームを活用し、ネットワークスライスにより業界ごとに適したソリューションを提供し、お客さま企業のDXを加速していきます。
また、国内でのDX成功モデルを国内外一体となった営業体制をベースに、グローバルにも展開していきます。

1お客さま企業のDXを加速

新たな付加価値をさらに生み出していくために、様々な業界ごとのプラットフォームを提供し、お客さま企業のDXを加速していきます。

2DX共創事例
・be CONNECTED.
ビジネスパーソン向けのメディアポータルです。通信、DX(デジタルトランスフォーメーション)を軸に、組織改革、人財育成、地域共創、イノベーション、ビジネス共創など、変革現場のリアルな声や最新トレンドをお届けします。
・KDDI X passion
KDDI法人部門のビジネスエキスパートがナビゲーターとして“変革の現場”を取材・体験。サービス活用事例をもとに、リアルな現場から見える、ビジネスの未来をひもときます。
3DX開発体制
・KDDI Digital Divergenceグループ
2022年4月、新たな価値の創造に向けた体制を整備し、ビジネス開発・コンサルティング、DXサービス企画、システム開発を垂直統合する「DX推進本部」を新設しました。
また、同年5月にDXを専業とする中間持株会社 KDDI Digital Divergence Holdingsを設立、同年7月、DXに欠かせないクラウドベースのシステム開発、アプリケーション開発、サービスデザイン、アジャイル組織変革コンサルなどのケイパビリティを持った会社の共同体である「KDDI Digital Divergenceグループ」を始動しました。
KDDI Digital Divergence Group

金融

金融グループ内の幅広い金融機能の連携を推進

金融事業では、金融グループ内の幅広い機能やサービスの連携・クロスユースを推進し、お客さまエンゲージメントを向上していきます。
将来的には、auフィナンシャルグループのバンキング・アズ・ア・サービス(BaaS)の提供基盤を非金融事業者様にご利用いただくことで、BtoBtoXサービスを展開し、事業領域を拡大します。

1金融クロスユース

金融グループ内の幅広い機能やサービスの連携を推進していきます。

2プラットフォームサービスの提供

DX同様、プラットフォームサービスの提供により金融サービスが溶け込んでいくことで、新たな付加価値の提供を目指します。

3金融事業体制
・auフィナンシャルホールディングス
スマホ・セントリックな決済・金融サービスをワンストップで提供する「スマートマネー構想」の推進、グループ内のサービス連携強化・ファイナンス連携など、グループ経営体制の確立に取り組んでいます。「通信×金融」の双方向シナジーの最大化と顧客エンゲージメント向上により、これまで以上にデジタル金融サービスの真価を追求してまいります。
auフィナンシャルホールディングス

エネルギー

事業を通じて社会のカーボンニュートラルへ貢献

収益安定化とお客さま基盤の拡大により、着実な事業成長を目指します。また、新たなカーボンニュートラル関連事業にも進出します。再エネ発電に加え、再エネ拡大を支える需給調整力を強化します。

1カーボンニュートラル関連事業

再エネ発電についてパートナーとさらに拡大していきます。また、再エネ拡大による需給バランスの不安定化に対しては、VPP事業の推進により需給調整力を強化していきます。

※VPP(Virtual Power Plant):分散された太陽光や蓄電池などのエネルギー源をICTなどを活用し、一つの発電所のように制御する技術

2カーボンニュートラルの実現
・カーボンニュートラルの取り組み
KDDIは、2030年度までに自社の事業活動におけるCO2排出量実質ゼロ実現を目指します。加えて、KDDIグループがTELEHOUSEブランドで展開しているデータセンターにおいては、対応済みの欧州に加え、2026年度までに全世界でCO2排出量実質ゼロ実現を目指します。
また、KDDIグループ全体では2050年度までにCO2排出量実質ゼロを目指します。
3各種関連体制
・auエネルギーホールディングス
脱炭素社会の実現に向け今後エネルギー関連の事業環境の変化が予見される中、KDDIはauエネルギーHDの設立により、提携パートナーとともに事業環境の変化へ迅速に対応し、お客さまのニーズに即した機動的なサービスの提供を目指します。
auエネルギーホールディングス
・KDDI Green Partners Fund
気候変動問題に取り組むスタートアップ企業を支援するコーポレートベンチャーキャピタルです。KDDIは、本ファンドを通じてスタートアップ企業に資金と機会を提供し、ともにカーボンニュートラル実現に取り組んでいます。
KDDI Green Partners Fund

LX

Life Transformation

5G浸透とテクノロジーの進化で生活体験・行動を革新

LX(Life Transformation)では、5Gの浸透とテクノロジーの進化で生活体験・行動を革新する将来の事業を創出していきます。

1LXの取り組み

Beyond5Gや6G時代の先端テクノロジーとして、ネットワーク、セキュリティ、空間認識・画像解析、AIなど生活者の目線に立ったLXテクノロジーに注力してまいります。

LXの価値創出事例の一つであるメタバースでは、Web3.0時代に向けて、誰もが自分を表現できる空間を創出してまいります。

そのほか、ドローンによるサービスを展開、衛星通信におけるスペースX社とのパートナリングによる新たな体験の創出をしてまいります。

2活用事例
・メタバース
ユーザー同士が直接、コンテンツの所有や共有が可能となるWeb3.0時代に向け、誰もが自分を表現できる空間を創出します。具体的には、アバターを活用による新たな双方向コミュニケーション、リアル経済圏に比類する新たなデジタル経済圏、クリエイター主導のオープンな創作環境が実現できるプラットフォームを展開します。
・ドローン
地域活性化や暮らしを豊かにするサービスを展開します。具体的には地域を選ばない無人配送の実現による物流高度化への貢献、撮影可能な空間の拡張による新たな体験などを実現していきます。
・衛星通信
スペースX社とのパートナリングによる高速衛星通信の提供により、都市水準の通信品質を全国隅々まで提供し、新たな体験の創出に貢献します。

地域共創

CATV等

デジタルデバイド解消と地域共創

地域社会が抱える課題に向き合い、地域共創を実現していきます。

1KDDIの地域共創

KDDIは、地域企業のDX人材教育や地域共創ファンドによるベンチャー企業支援により、地域課題を解決するサステナブルなモデルを共に構築し、『地域の明日』を創っていくことが地域共創だと考えています。
ウィズコロナ時代の「新しい生活様式」では非接触型サービス活用が進み、デジタルデバイド解消が重要な課題となっています。高齢者向けスマホ教室などのサポート活動により、2025年3月までに累計1,500万のデバイド解消に取り組みます。

2活用事例
スマホ教室
高齢者のデジタル活用への不安や、スマートフォンの使い方に対するお悩みを解消し、誰もがデジタル化の恩恵を受けられる社会の実現を目指します。
オンデマンド交通
地域の課題に合わせた最適な移動体験をパートナーと共創し、免許返納支援、移動不安解消、子育て支援などに貢献します。
WILLER社と共同で、エリア定額乗り放題サービス「mobi」を提供しています。